お盆で故郷に帰省する時期になります。
西村経済財政・再生相は、帰省のための移動について「慎重に考えないといけない」と発言しましたが、菅官房長官は「県をまたいだ移動について一律に控えて、と言っているわけではない」と足並みの乱れがみえます。
我が家の場合は、8月下旬に父の入院、手術が決まっているので、それに合わせて帰省しようと予定しています。
ゴールデンウィークには自粛期間でしたので、行かなかったのですが、母は孫に会いたい一心で、電話をしてきたものでした。
同様にゴールデンウィークに帰省を控えた人の中には、お盆の帰省をどうするか,大いに迷う人が多いのではないでしょうか。
My pictures are CCo When doing composingsさんによるPixabayからの画像
まだそれほど感染がひろがっていない地域は、危機感をあまり感じていない高齢者も少なくないと聞きます。
そのような人たちの中には、長い間会えていない家族とそろそろ会いたいという気持ちが勝ってしまい、「帰ってきなさい」と言う人がいると思います。
しかし全国的感染拡大の状況を懸念し、「帰ってこなくていい」と子や孫に伝える親もいることでしょう。
「人様に迷惑をかけてはいけない」という信条を日頃から持っている高齢者も、子や孫が返ってくることで、地域の人たちに感染してしまうことを恐れるはずです。
これから若い人がお盆に帰省することで、高齢化率の高い地域に感染が拡大するかどうかは、その後の結果をみないと分かりませんが、重傷者の増加による地域医療への負担が急増するのは何としても避けたいものです。
そのことを踏まえて、お盆の帰省を検討する側は、迎える親側の「帰ってこい」という発言に対して、立ち止まって冷静に考える必要があります。
これからしばらく猛暑が続きます。
マスクをしての例年にない今年の夏は、ウィルス感染と熱中症という二つのリスクと闘いながらの、かつてない苦しい夏になりそうです。
そんな中、妻は昨日、職場で3人目の感染者が出たということで、今日からしばらく仕事を休むと言っています。
そこかしこで感染がじわりじわりと進行するなか、お盆が近づいてきます。