団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

暇つぶしは文化です😊

  今年もいよいよゴールデンウイークに突入します。

 

 これまでゴールデンウイークといえば、海外だ国内だと混雑している異空間に出かけていく旅行、または久しく会っていない親の様子を見に行く帰省が定番の過ごし方でした。

 

  今回はそれが叶わないので戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

 

「STAY HOME」を守らなければならないのですが、どのように過ごすか決めあぐねています。

 

  昨日久しぶりに会った仕事の仲間に聞いてみたところ、30代の共働きの女性は、新しいゲームソフトを買ったので、ゲーム三昧の日々を送るつもりとのこと。

 

 他のメンバーも、本を読んで過ごすという人、そろそろ伸び始めた植木の剪定をするという人、それぞれではありますが、これまでの連休の過ごし方と違う工夫をしているようです。

 

 観光に行くな、買い物は回数を控えろ、混んでいる公園などには時間をずらしてということですから、いかに家で「暇つぶし」をするかです。

 

 昔、「文化は暇つぶしだ」という言葉を聞いたことがあり、ずっと頭の片隅に残っていました。

 

「文化」とはなんでしょうか?

 

 まず「文明」というものがあります。これは人間が、安全で便利に生活を送るために様々な工夫をして発達させてきたものです。

 

 例えば人類が最初に自分の体を寒さやケガから守るため、自然の中にある草木などを加工して、自分の身体に纏う衣類を作りました。

 

 そこに衣服というモノ=文明が生まれます。

 

 そのうちに衣類に色付けしたり、形を変えて見栄えにこだわったりという「文化」が生まれていきます。

 

 また定住生活を始めるようになると、家という文明に花を飾ったり、石の置物を飾ったりという「文化」がうまれます。

 

 このように文化とは『新しくできた文明に「遊び心」が加わることで、生まれる現象』と言えます。

 

 そしてこの「遊び心」の地域的な差が、文化の違いということになります。

 

 では、文化の本質とは何か?

 

 それは『暇つぶし』なのです。

 

 人間にとって、暇というのはお腹が空いているのと同じくらい辛いものです。

 

 そこで私たちは暇をうめるために、多種多様な文化を楽しむようになったのです。

 

 このゴールデンウイークは、家でできるこれまでと違う『暇つぶし』をして新しい文化の芽をつくることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか😊。