[同じ帰国者なのに欧米帰還者の惨状】
武漢に端を発したコロナウィルスの蔓延ですが、武漢から在留邦人を日本に戻すときには、チャーター機を何度も飛ばして、無料で提供された宿で二週間、経過観察をするという措置がとられたのは記憶に新しいところです。
しかしながら、最近欧米各国から留学などで戻ってきた若者達は、戻って来たものの、羽田や成田で手続きで延々と待たされた挙げ句に、公共交通機関を使わずに、自宅に戻るか、そうでなければ自分で宿を確保して、自費で二週間経過を見なければならないと要請されています。
昔、私の娘が留学を終え帰国した時には、ほとんど無一文状態で帰ってきたことを思い出しました。
お金もなく放り出されたある若者は、「まるでばい菌扱いです」と途方にくれる状態で、やっと親に手配してもらったホテルに、公共交通機関は使えないと、1時間ほど歩いてやっとたどり着いたといいます。
【症状が軽く済むといわれた若者層に重症化するケースも】
国内の感染者は、6割が40代以上で、30代までの若者層が4割といわれています。
しかしここにきて感染者の年齢分布をみると、若い層の割合が増えてきているような気がします。
これまでは若い人たちは重症化しないといわれていたのですが、ここにきて若い人が重症化するケースが報告されています。
今月、イギリスで持病がなかった21歳の女性、フランスでも16歳の少女の死亡が伝えられています。
国内でも比較的若い世代で重症化するケースがでてきているといいます。
ある感染の専門家は「ひょっとすると、ウィルスが変異している可能性も…」と不気味な推測をしています。
【東京都医師会会長のFACEBOOKが話題に】
東京都医師会会長・尾崎治夫さんのFACEBOOKへの投稿が、3万件以上もシェアされるほど大きな反響を集めています。
「・・・平和ですね。でもこうした平和が、あと2,3週間で崩壊するかもしれません」
「ここ数日の東京都の感染者の増加は尋常ではありません。心配です。新型コロナ感染は、多くの皆さんの想像を超えた広がりを示しています。医療提供体制の再構築も急務になっていて、そこは、我々の義務ですので、いま頑張っています」
「いろいろな自粛活動で、経済がダメになるじゃないか。もう、家にいるのも飽きてしまった…。よくわかります。でも今の状態を放っておいて、イタリアのようになったら、経済はもっとひどくなるのではないでしょうか。
皆さんの生活ももっと大変な状態になるのでは…。感染者の数が急増し始めた、今が踏ん張りどころなのです。」
「若くて元気な方、もう飽きちゃった。どこでも行っちゃうぞ…。もう少し我慢してください。これから少なくても3週間、生きていることだけでも幸せと思い、欧米みたいになったら大変だと思い、密集、密閉、密接のところには絶対行かない様、約束してください お願いします。私たちも、患者さんを救うために頑張ります。」
3週間後の東京はどうなっているのでしょうか😢