団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

「渡航歴は?」を訊いている段階ですか?

 三日ほど前から右肩に違和感を感じ、その後、動かす度に痛みが強くなり、着替えもままならない状況になったため、仕方がないので病院に行きました。

 

 そこは家内の友達ネットワーク情報に拠れば、評判の良い病院のようです。

 

 受付開始の5分前に行くとすでにごった返しています。

 

 これは相当待たされそうだなと覚悟を決めていると、まもなく次々と名前が呼ばれ、半分くらいの人が二階のリハビリ室の方に向かって行きます。

 

 この病院は、看護士、レントゲン技師、リハビリ担当の理学療法士やスタッフはたくさんいるのですが、休日も休みなしで一人の医者(院長)が切り盛りしているというから驚きです。

 

 名前が呼ばれるまで20分くらいでしたが、待ち時間の間にも次々と来院する人が絶えず、受付を訪れます。

 

 受付のスタッフに「今日はどうされました?」と聞かれていますが、発熱を訴える人が多く駆け込んできています。

 

 私は首肩の不調で来院したのですが、看板を改めて見ると「内科・外科」とありますから、発熱している人も多くやってくるのでしょう。

 

 何人かの人の受付でのやりとりを聞いていると、発熱を訴える人に「最近、渡航歴はありますか?」と必ず質問しています。

 

 皆「ない」と答えています。

 

 それ以外に、いくつか症状、事情を聞いた後、スタッフは先生のところに対応の相談に行き、「ここは検査の機器を備えていませんので、他の病院を受診するか、家で少し様子を見ていただけませんか」と帰してしまっています。

 

 その日は祝日でしたので、開いている病院も少ないだろうと、そのやりとりを聞きながら思いました。

 

 受付の発熱患者に対する対応マニュアルに「渡航歴を聞くように」と記載されているのでしょう。

 

 それ自体は参考情報として聞く必要性は分かるのですが、もはや市中感染が確実になっている状況で、渡航歴がなければ、むやみに受診せず、「家で様子をみろ」と言われても、本人の不安は募るばかりでしょう。

 

 国は新型コロナウイルス検査体制を拡充し、1日3800件の検査ができる体制を整えたと発表していますが、この6日間の検査実績は5700件のようです。検査をしてほしい人は沢山いるはずなのに、検査能力をフル稼働できないものなのでしょうか😢。