団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

家一軒分の材木の処分

父親から物置にある大量の木材の処分を相談されました。

いまの家を建てる時、前の家を取り壊した際の古い木材を、細かく切って取っておいたと言います。

 

 建て替える当時、私はすでに実家を出ていましたので、経緯を知りませんでしたが、古い家を父と叔父の二人だけで、取り壊したと言うのです。

 

 これを聞いて驚きました。さらに使えそうな材木を、適当な長さに切り分けて、物置やガレージの奥に、長い間保管していたと言います。

 

「もったいない」「いつか何かの役にたつだろう」との思いから、取っておいたのでしょうが、結局は持て余し、どう処分したものかと途方にくれていたようです。

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相談を受けて、最初は町のゴミ処分場に持ち込んで、処理してもらおうかと考えました。

しかし、トラックはありませんし、借りるとなれば費用もかかります。
それに借りたとしても、トラックに積み込むだけでも一苦労です。

 

 いろいろ処分方法を考えてみましたが、雨風にさらされずに屋内に眠っていた木材ですから、よく乾燥しています。

 

 薪として利用するには、うってつけなのです。

 

 そこで、冬に薪ストーブを利用する方なら欲しい人がいるのでは、と考えました。

 早速、そう遠くない距離の方で、欲しい人がいないか、ネットを使って探すことにしました。

 

 まず、この辺の地域コミュニティで適当なものがないか調べました。

 

 しかし、あまりフィットするものはなく、あったとしても会員にならなければならないとか、面倒だし時間もかかりそうです。

 

 そこで、親戚や古い友人で連絡がつきそうな相手に、片っ端から連絡してみました。

 すると従兄弟の職場の人から、欲しいと手が上がりました。

 

 最初は、乗用車で取りに来るとのことでしたので、状況を説明すると、トラックを借りて、取りに来てくれるということになりました。

 

 この連休の5月5日の朝、トラックで取りにきてくれたのですが、量の多さにビックリです!

 

   二人できてくれましたので、私と父とあわせて4人がかりでトラックに積み込み、一回では乗り切らず、結局2往復しなければなりません。

 

 それでも「次の一冬分の薪がまかなえる」とあって、片道1時間かかる距離を厭わずに往復してくれて、全部持って行ってくれたのです。

 

 いままで物置やガレージの材木が積んであった場所がすっきりしたのを見ながら、父はほっと安堵の表情を浮かべているのを見て、私もよかったと満足しました。

 

 このようなケースは、地方ではよく発生するのではないかと思うのですが、今回経験したなかでは、うまく機能するようなネットコミュニケーションの仕組みは探すことができませんでした。

 

 地方を活性化するために、若い方々を中心にもっと良い仕組みを考えて下さるといいな、と思った次第です😊。

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