団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

*[働く]

社会を支える労働者が大幅に不足する時代

先日予てからみたいと思っていた映画「パーフェクト・デイズ」を見てきました。 渋谷の公衆トイレ清掃員の何気ない日常を映し出すストーリーですが、ほとんどセリフがないなかで、役所広司の身体で演技する作品となっており、非常に後味の良い、期待通りの映…

新年度のスタッフが集まらない

今年も年度の切り替わりに、何人ものスタッフが退職しました。 毎年のことではありますが、今年は特に退職者が多いような気がします。 先日の春闘では、大企業が5%台の大幅賃上げを決めましたが、私たちのようなNPO団体では、賃上げもままなりません。 久…

海外に出稼ぎにいく若者たち

今年はやっと賃上げムードが浸透し、多くの企業でベアを含む賃上げが実現しています。 一方で、日本で働くことに見切りをつけ、高い報酬を求めて海外に飛び出す若者が増えているといいます。 人手不足の国では、同じ職種でも日本の賃金の倍の報酬が支払われ…

関西弁は直す必要あるの?

昔お世話になった職場の上司に大阪出身の方がいました。 彼は大学進学で上京して以来、30年近くになるのに、コテコテの大阪弁で通していました。 仲の良い他職場の同僚からは、ときどき冷やかされたりしていたのですが、一向に意に介しませんでした。 その…

育児休業制度改革も賃上げ奨励も大企業のためのもの?

私の次女のパートナー(夫さん)は自営業です。 休みは日曜日のみで、年に何度かはまとまった休みを取るようにして、バランスをとっているようです。 政府は少子化の克服を目指し、育児休業制度を抜本的に改革するとの方針を打ち出しました。 私の現役の頃、…

別れと出会いの季節がやってきた

職場の若いスタッフが4月から転職することになりました。 私は時々しか出勤しないので、久々に会って尋ねたら、某社グループ内の派遣社員の異動にまつわる支援や相談の仕事に就くことが決まったとのことでした。 行政からの委託をうけた事業を中心に行って…

新生児の子育て環境が良くなることを願う

昨年生まれた新生児は、ついに80万人を切ってしまったようです。 少子化に歯止めがかかりません。 私の孫は昨年11月に生まれたのですが、貴重な新生児となりました。 先週も夫さんが休みの日に、我が家の近くまで来てくれて、一緒に食事をしたばかりだと…

衰退する町に子供の声を取り戻す

実家に行った時に、朝はやく近くを散歩することがよくあります。 観光地なので、ホテルや旅館は営業していて、それなりに活気はあるのですが、それ以外は、高齢者ばかりが住んでいる“限界集落”のようなところです。 近所の人が亡くなって、そのまま家が残っ…

非正規公務員の待遇改善は実現できるのか

物価高騰の現状を踏まえ、また日本再生の決めてと位置付け、政府や労使は「賃金の上昇」に向かって機運を盛り上げようとしています。 民間の賃金が上がれば、人事院の勧告を受けて公務員の給与も上昇することでしょう。 しかし以前から問題になっている非正…

勤勉は美徳?

「日本人は勤勉だ」というのが海外から見た日本人評です。 “勤勉は美徳”と思っている日本人は、年配世代を中心に少なくないと思います。 コロナ禍が続く中で、エッセンシャルワーカーと呼ばれる職種の方々の活躍が称賛されています。 そんな中、昨年暮れの1…

今回も優秀な人材が辞めていく

私が非常勤で関わっている職場で、年が明けてから職場のマネージャーに、一昨年から勤務している若手の男性職員から3月いっぱいで退職したいと申し出があった旨の報告を受けました。 彼は母親との二人暮らしをしていますが、母も高齢になり、将来のことを考…

賃金を上げていく決め手は「リスキリング」

1991年から2019年の日本の賃金上昇率は1.05倍です。 この間、イギリスは1.48倍、アメリカは1.41倍でしたから、かなり低いといえます。 ただ、この間日本は長くデフレ経済でしたので、給料が上がらなくてもなんとか生活していけたのです…

遅れを取り戻すための涙ぐましい努力に感心

先日何日かぶりに電車に乗って職場に向かおうとしました。 いつも乗る時刻の電車に間に合い、また座席も運よく空いていましたので、座ることもできラッキーな一日のはじまりです。 しかし何駅か過ぎた頃に、突然急ブレーキがかかり、電車が急停止します。 車…

「山の郵便配達」から「隠入塵煙」、中国の農山村の貧しさは変わらず?

中国内陸部・甘粛省の農村に生きる貧しい夫婦を描いた映画「隠入塵煙(Return to Dust)」が中国国内の主要配信サイトから削除され、議論を呼んでいるようです。 1頭のロバしか財産のない農民と左腕に障害を抱える妻が共に農作業に励みながら生きる姿が共感を…

ついに感染者が出てしまいました

昨日久々に職場に行くと、メンバーの一人が25日の検査でオミクロン株の陽性が判明したと大騒ぎです。 彼は別の職場と掛け持ちで勤務していて、この職場では週2日勤務していました。 最後に彼が勤務したのが先週の木曜日(20日)でした。 別の職場では土…

医療従事者の“燃え尽き症候群”への対処を急げ

このところ全国的にコロナ感染者の数が少ないまま推移しています。 医療現場は、いっときの修羅場と化した状態から少し余裕が出てきたのでしょうか。 しかし気になるのは、医療従事者の間で「燃え尽き症候群」の対象者が増えていることです。 Bessiさんによ…

分配問題の是正、非正規雇用の廃止に期待しよう

31日の衆議院選挙を控えた日本で「分配」というキーワードが浮上しています。 19日に開かれた9政党の党首討論会では「分配」が45回も取り上げられ、「成長」の29回より1.5倍多かったといいます(日本経済新聞調べ)。 自民党は「分厚い中間層」…

偏屈な鍵職人

数日間実家に行ってきました。 ここにきて父の老化に拍車がかかってきたようで心配になり、今回はまとまった時間を一緒に過ごそうと、やや長期の滞在となりました。 また家が古くなり、いろいろなものに不具合が生じてきて、私ができる範囲の対応をするのが…

コロナ禍の変化で良かったこと

2年にもなろうとするコロナウィルスとの闘い、第5波の感染が落ち着きつつあるということで、今日から自粛宣言が解除されるようです。 近所の飲食店では、早速「ビール半額」などの表示を店頭に張り出しています。 ワクチン接種が行き届いた米国などの様子…

遊びを仕事にする若者たち

今回の東京オリンピックでは、スケートボードがはじめて競技に採用されました。 そして日本の代表選手が、めざましい活躍をしたのは、皆さまご存知のことと思います。 彼らの活躍をみた若い人たちの中には、これからスケートボードを始めてみようとする人達…

日本はいまや「安い国」になってしまった

最低賃金が全国平均902円から930円に引き上げられるそうです。 28円の引き上げは過去最高とのことです。 28円だと、1日8時間で月20日とすれば、4、480円の増額になります。 低賃金にあえぐ労働者からすれば、ささやかな報酬アップとなりま…

中国の若者に変化が

現在、世界の中で四面楚歌の状態になっている中国。 かつて鄧小平が「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」といって社会主義市場経済を強力に推し進めて以来、みるみる経済力をつけて、いまや米国を追い抜く勢いです。 人民の生活は豊かになり…

上京しない大学生、息苦しい東京を逃げ出すテレワーカー

東京都への転入者が12か月連続、前年同月を下回っています。 進学や就職による引っ越しシーズンの今年3月は、前年比5714人減の9万7325人で、都内の大学に進学しても、対面授業の少なさなどを理由に、上京しない学生がいることも影響したとみられ…

教職が不人気、小学校が危機感を募らせている

やっと「35人学級の実現」に向けて動き出したというのに、小学校教員の採用倍率が低迷し、教育関係者が危機感を募らせているといいます。 文科省によりますと、2020年度採用の教員試験で公立小学校の採用倍率は過去最低の2.7倍でした。 中学校の5倍、高校の6…

「非正規」好きになれない言葉です

いつの頃からか、このいやな用語が使われ出しました。 調べてみると、1980年代後半から使われ出したようです。 昔は「学生アルバイト」や「主婦パート」という言葉にみられるように、家族の誰かに経済的に扶養されていて、低賃金で有期雇用であっても生活に…

将来なりたい職業に「会社員」が1位 !!

いや~、子どもたちが「大人になったらなりたいもの」調査で、30年ぶりに「会社員」が第一位に返り咲きました。 30年前といえば、日本中がバブル景気にわいて、会社員の多くもその恩恵にあずかり贅沢な暮らしを享受していた時です。 株が高騰し、理工系…

リモートワークやオンライン授業によるストレス

コロナ禍のなかで、すっかり定着しつつある感のあるリモートワーク、緊急事態宣言下のなかで、国や地方自治体はさらなるリモートワークの徹底を求めています。 一方、大学ではオンライン授業が広く行われており、せっかく入学したのにキャンパスに足を運ばず…

官僚のテレワークが進まない

緊急事態宣言のもと、国は民間企業に出勤7割減を要請しています。 しかし行政の足元である霞が関の官僚のテレワークは全く進んでいません。 いま衆議院では予算委員会が開かれていますが、テレワークどころか、国会が開かれている時の官僚たちは、国会議員…

コロナ禍で奪われゆく舞台関係の仕事

舞台俳優で現在テレビ等でも売れっ子の60代のK・Yさんがインタビューのなかで、「同業の知人・友人のなかには、長引くコロナ禍の影響で、廃業や転身を考えている人達が何人もいます」と寂しそうに話していました。 舞台に立つことができない状態が、今後も…

日本が海外移住希望先として2位にランクイン?

世界中がコロナ禍のなかで危機を脱しようと、もがいています。 そんな中、「海外移住の方法」を検索する人が増えているという傾向が、海外送金サービス会社「Remitly」の調べで明らかになりました。 Remitly社によると2020年1月から2020年10月だけで「海外…