団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

俺が死んだら三日三晩飲み倒せ!

【生前の言葉通り実行】

 先日亡くなったNPO法人代表の生前の言葉です。

 

 残されたスタッフの有志が、言葉通り実行するようです。

 

 すでに2晩実行したらしく、3回目の集まりの案内が私の所にきました。

にぎやかなことが大好きだった彼らしい遺言(?)、いや生前の意思のようです。

【型破りな彼のエピソード】

 とにかく型破りだった彼は、数々のエピソードを残しました。

 

 初めて知り合った頃、彼はニート対策のために国を動かそうと役所にアプローチしようとしていました。

 

 厚生労働省に行って誰に会えばよいかと考え、いきなり一番偉い役人に会うわけにもいかないので、「次官」というくらいだから2番目に偉い役人の事務次官にアポを取ったと聞いた時には、思わず目が点になりました😊。

 

 暑い日だったので、セッタを履いて厚生労働省に出向いて行った彼に、事務次官が会ってくれたと聞かされ、思わず「凄い!」と思ったことを思い出します。

 

 

【やり残したことを飲みながら語り合う】

 情熱があり、頭の回転も早い彼なのですが、相手にこちらの考えや意図することを説明することが苦手で、そのような場にあちこち付き合わされました。

 

その後20年近くの月日が経ちました。

 

 定年後しばらくブラブラしていた私に、「うちの仕事を手伝ってくれないか」と声をかけてくれ、もう8年も関わってきました。

 

 亡くなる前の一年程、若者だけでなく中高年に多くの「ひきこもり」が存在することを憂いていました。

 

 正社員をめざす人達を支援する施策とは別に、新たな福祉的支援の方法を模索し、彼らが生きていく総合的な福祉施策の道を一生懸命考えだそうと、病の身体で様々な人に会って、意見を交わしていました。

 

 道半ばで倒れてしまったのは、さぞかし無念だったことと思います。

 

「三日三晩飲み倒し」の集まりでは、故人の思い出とともに、エピソードを酒の肴にして、にぎやかに過ごします、その方が故人が喜ぶでしょうから…。

 

 ただ私には若い人たちと一緒に「一晩飲み明かす」などという元気はありませんから、早々に失礼しますが😊。