団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

全身全霊で打ち込むということ

【全身全霊で使命を全うする重さ】

   平成時代の最後の1日になりました。

 

 第125代・明仁天皇が今日を持って退位されます。

 

 天皇は周囲に我々が知る数年前から80歳までは何とか全身全霊で使命を全うしたいと思うが、それからは自信がないので譲位したいと周囲に語っていたようです。

 

 我が身に振り返って、これまでの人生の中で、全身全霊で打ち込んだことがあったかどうか振り返ってみたのですが、わずかの間熱く燃えて、ことに打ち込んだことはあったものの、ほぼ一生涯を通じて「全身全霊でことにあたる」などといった経験はあろうはずがありません。

【敗戦の体験】

 多くの日本人の命を奪い、敗戦を迎えた時、9歳だった明仁天皇はどんな思いで、その事実を受け止めたのでしょう。


 敗戦の責を追う父・昭和天皇を傍で見続けてきた重い体験が、今日まで全身全霊で国民の象徴としての役目を全うすることができた原点だったのではないかと思います。

 

 生まれてきてからプリンス~エンペラーという道しか選べなかった宿命は、我々一般の国民には想像しえない人生だったと推測します。

 

 31年という長い期間、全身全霊で使命を全うし、戦争の犠牲者への慰霊をし続けた行動は、戦争を知らない我々世代にも「戦争の記憶を風化させてはならない」というメッセージを送り続けてきたのです。

 

 そして民間から初の皇室入りをした、美智子皇后の献身的に明仁天皇を支え続けてきた存在は、実に大きなものがあったと思います。

 

【新しい時代】

  皇室メンバーの言動を見ていても、皇室は新たな時代を迎えることを想起させます。

 

 某大手新聞社の世論調査では、令和の時代が「よい方向に」むかうと回答した人が58%でした。

 

 特に18~29歳の層が約8割と高かったようです。

 

 皇室も若いメンバーで令和の時代を作り上げていくことでしょう😊。