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団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

コタンの口笛とアイヌ新法

【コタンの口笛】

  子供の頃に「コタンの口笛」という小説を読んだことがあります。
石森延男さんの作で、映画化もされました。

 

 アイヌを主人公とした物語で、日本人(和人)による差別と彼らとの和解などを描いた小説です。

 

 

【阿寒湖を訪れる】

   一面氷に覆われた阿寒湖を訪れました。

 

この辺は北海道内でも格別に冷え込む所です。

 

  幸い雪は止んでいるものの、道路脇は氷が貼りついていて、歩いて散策をするのは滑って転びそうで躊躇してしまいます。

 

  目抜き通りを車で見て回りましたが、ここはアイヌの民芸品を並べたお店が目立ちます。

 

 民芸品と踊りの里・阿寒湖アイヌコタンは、湖畔の温泉街にあります。

 

 コタン(集落)では、アイヌ古式舞踊や人形劇が阿寒湖アイヌシアターで上演され、アイヌ生活記念館では古代からのアイヌの生活や文化を学ぶことができます。

 

【アイヌコタンの現状】

  層雲峡温泉でもアイヌコタンの方々の舞踊を見せて頂きましたが、最後に中学生の男の子が上手な踊りを披露してくれました。

 

 その後に、その子の親でもある舞踊メンバーの長の女性の挨拶があり、「この子も中学を卒業すると、進学のためコタンを離れます。年々若い子が少なくなりアイヌコタンも人手不足状態なのです。」と話しておられました。

 

 ここ阿寒湖温泉の民芸品店でも、アイヌの民芸品が数多く並べられています。

 

 お店の人に聞くと、バブルがはじける以前は、大きな木彫りの熊などが飛ぶように売れた時代もあったのですが、今は小物・アクセサリーなどが中心で、経営的には厳しいのだそうです。

 

 北海道のあちこちにアイヌコタンはありますが、広い北海道の中で狭い土地に追いやられ、観光業などで細々と生計を立てている現状をみると、改めてアイヌ民族との共生のあり方を考えさせられます。

【アイヌ民族への差別】

   先に紹介した小説「コタンの口笛」でも触れていますが、アイヌ民族は和人(大和人)から差別を受け続けてきた歴史があります。

 

 そのためアイヌ人の親は、子供たちを積極的に和人と結婚させてアイヌの血を薄めることによって、差別から何とか逃れようとしたと聞いたことがあります。

【アイヌ新法成立の動き】

  そんな折、2月15日には「アイヌ新法」案が閣議決定されたようです。

 

アイヌ文化の振興や啓発に向けた交付金制度の創設などが柱で、アイヌは先住民族だと法律に初めて明記されます。

 

 菅官房長官は「アイヌの人々が抱えている課題の解決に向けた取り組みを着実に実施していきたい」と話しています。

 政府は今国会での成立を目指しています。