政府の社会保障制度改革の議論を見ていると、近い将来に65歳の年金支給開始年齢をどんどん引き上げて、70歳まで持って行こうという意図が見られます。
そのためにまずは65歳を超える「継続雇用年齢の引き上げ」を検討するようです。
15歳から65歳未満のいわゆる生産年齢人口も急速に減っていき、年金原資の目減りも確実なわけですから、65歳以上の人たちをも生産年齢に組み込もうとするのもやむを得ないのかも知れません。
そして年金支給開始年齢を段階的に70歳に引き上げていくのは、ほぼ確実かと思われます。
中小企業では、すでに年齢に関係なく「いきいき」と働いている65歳以上の高齢者は、たくさんいると聞きます。
しかし私の友人・知人の中では、60歳以降勤務延長で働き続けるのですが、65歳になる前に辞めてしまう人が少なくありません。
事情は人それぞれですが、多いのは以前と変わらぬ職場で、フルタイムで働くことがきつくなってきたという人達です。
人間関係に嫌気がさしたという人も結構います。
私自身は60歳の定年後、早々に辞めてしまい別の働き方を模索しました。今でも申し訳程度ですが週2日ほど仕事をし、若い人たちとコミュニケーションをとることで、自分をリフレッシュすることができています。
自身の経験も踏まえて思うのですが、70歳まで働く、または働かざるをえないのであれば、自分に合った働き方を今のうちから調べたり、準備したりする必要があると思います。
体力面を考えれば、1日4~5時間働くとか、週2~3日働くのも良いかもしれません。
精神面を考えれば、自分のやりたい仕事、誰かのためになることが分かり自分に手応えが感じられる仕事などが理想でしょう。
無理をして体を壊したりしては、何もなりませんから、自分の健康面を考えることも大切です。
しかし仕事をすることを通じ、社会とつながっている実感をもつことで、健康に良い作用をもたらすことはあると思います。
私も半年ほど「毎日が日曜日生活」を経験して分かったのですが、何もしないで時間を過ごすことは、そう長くは持ちませんでした。
この記事をご覧になって頂いている若い方々は、もうすでに「自分に合った
自由な働き方」を見つけているか、追い求めていることでしょう。
これからは若い方々が作りだす「新しい働き方」が次代のモデルになることを期待しています😊。