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団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

江戸の人たちはどんなお酒を飲んでいたのか

   公民館の歴史講座で「江戸の人たちはどんな酒を飲んでいたのか」というテーマだったので、興味をそそられて受講しました。

 

  講師は元役人でお酒が好きな方のようで、退官後全国のお酒を飲み歩いているというから羨ましい限りです。


   日本神話の話から始まり、多少前置きが長かったのですが、そもそもお酒は祭事やお祝い事の時に飲まれるものだったということでした。

 酒の起源は幻覚剤で、古代のシャーマニズム文化と共に始まったのではなかろうかといいます。

 

 例えば今でも南米では、キノコ類を噛むチューイングをやることで、トランス状態になっています。その後、「口かみ酒」が生まれ、次第に酒というものへと移行して、それが儀式の酒として残っているのだといいます。

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  江戸初期にはほぼ確立されていた酒造りの技術は、その後三百年の間にさらに洗練され磨き上げられます。

 

 江戸の後期になって江戸近郊で醸造業が発展するまで、江戸で飲まれる清酒の大半は大阪(池田・伊丹・灘)などの上方から、大きな樽に入れて樽廻船で運ばれてきました。下り酒と呼ばれたものです。
その量は、年間80~90万樽(1樽=3斗6升)にもなったそうです。

 

 講師の調べによると、江戸時代の清酒の値段は1升230文くらいだったようです。1文が20~25円(時代により変わります)で計算すると、4600円~5750円ですから庶民には手が出る値段ではありません。庶民向けの安酒は60文で1200円~1500円くらいです。

 

 庶民向けの安酒とはどんなものか興味が湧いたので調べてみました。

 

 「どぶろく」のような酒は想像できますが、浮世絵などに出てくる庶民が行く飲み屋の光景を見ると、清酒を飲んでいるようです。

 そもそも、江戸時代の酒は今のアルコール度数の半分くらいで、安い酒はそれをさらに水で薄めていたともいわれています。水で薄まった度数の低い酒を飲んで「昨晩は一升酒を飲んだ」といっても、実際の量は今の五合程度だったのですね😊。

 

 いずれにしても、江戸時代の人々はよくお酒を飲んでいたようです。

 そこで思い出したのが、若い頃に読んだ「元禄御畳奉行の日記(中公新書・1984・神坂次郎 著)」でした。

 

 元禄の尾張藩士、朝日文左衛門が26年8ヶ月に渡って記した日記、「鸚鵡籠中記」に基づいて書かれたものです。

 

 武芸十八般はからきしダメ、月に数日仕事をして、暇にまかせて酒飲み、大好きなのは芝居に浄瑠璃、女に賭け事、釣りに詩文に噂話。

 

 日々お気楽に生きたサラリーマン武士の朝日文左衛門、書かれているのは、ほとんどが接待に関するもので、その結果飲み過ぎて吐いた事までマメに日記につけています。この時代も役人天国だったことが分かります。

 

 関ヶ原から100年経った元禄の世、平和ボケした中流武士の姿は今の役人や酔いどれサラリーマンと重ね合わせてしまいます😊。