団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

人はどれだけの暑さに耐えられるのか?

  ことしは早々に梅雨が明けて、夏休み前だというのに連日猛烈な暑さです。

  西日本豪雨の被災地では、ボランティアの皆さんが復旧作業に奮闘していますが、熱中症にならないようくれぐれも気を付けて頂きたいと思います。

 日中気温の高い時間帯の作業ですから、こまめに休憩を取るルールを徹底し、予想以上に気温が上昇した場合には、早めに作業を終了するなどの措置が講じられているようです。

 

【人はどれだけの暑さに耐えられるのか?】

  それにしても、今年の日本の猛暑は異常だと思いますが、世界を見渡せば、さらに酷暑の地はあるようです。

 世界で最も暑い国は、アフリカの北東部にあるジブチ共和国で、最高気温が71.5度を記録したことがあるそうです。夏場の平均気温が50度、年間平均気温は30度といいますから、日本の夏の気温を大きく上回っています。

 

 ジブチ共和国では、夏はプールの使用が禁止されているそうです、なぜなら放っておけば50度の気温に近い水温になり、人が入れば火傷してしまう危険な状態になるからです。

 日中は暑いので、夕方から仕事をするとか、家の中より外の方が涼しいので外で寝る人も多いのだそうです。

 朝の天気予報で気温が30度と予測される日には、お天気キャスターが「今日は肌寒い1日となるでしょう」と言うそうです😊。

 

 ただ一年中ほぼ晴天で、空気が乾燥しているので高温多湿の日本に比べれば、30度くらいの日は快適なのかも知れません。
 ジブチ共和国ほど気温が高くならないアフリカの国の人が、来日すると「東京はわが国よりずっと暑いです」と答えたという話は何度か聞いたことがあります。

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【高温多湿が不快の原因?】
 むかしマレーシア南部の赤道に近いジョホールバルに仕事で行ったことがあります。

 ここは年間を通して気温は30度前後で、湿気の多い高温多湿の地です。

  仕事の合間に植物園に行った時の事、その日も晴天で気温は30度を超えていました。昼食を取ろうと園内のレストランに入りました。

 注文して待つ間、若いウェイターが忙しく動き回っているのに気が付き、しばし彼を見ていました。汗だくで動いていますが、笑顔は絶やしません。

 彼が私の注文したものを運んでくれた時、お礼を言った後に「毎日これくらいの気温だと思うけど、いつも汗をかいてるの?」と聞いてしまいました。

 すると彼は「そうです、このくらいの気温になり、動き回っていると汗をかいてしまいます。」と笑って答えました。

 一年中30度の気温ならば、このくらいの気温は平気なのかと思い、つい聞いてしまったのです。

 暑さに慣れれば、汗はあまり出ないのかと思ったのですが、そうではないと実感した出来事でしたので、いまでもよく覚えています。

 

【日本人の暑さを和らげる知恵】

 電気のない江戸時代の人は、夜明けとともに起き、日が沈むと同時に活動をやめ、眠る体制に入るというのが一般的だったようです。
いまも、このスタイルでいけるといいのですが…😊

 

 夏を快適に過ごす知恵もいろいろありました。
  我が家でも取り入れていますが、朝晩家の周りに「打ち水」をすると、家の中に涼しい風が入ってきます。

 「すだれ」をするのも直射日光をさけ、家の中に入ってくる日差しを和らげてくれます。

 

 昔の私の実家は、川の近くにありましたが、午後になると川から涼しい風が吹いてきて、快適な昼寝ができたことを覚えています。
水辺に出かけて行って涼をとるのもよい方法だと思います。

 また森林に入ると、涼しく感じます。森林で散策するなどもよい方法かと思います。

 

 とにかくこのところ連日天気予報で、「今日は危険な暑さです」と警告しています。それぞれの都合に合った方法で、なんとか生き延びましょう!