団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

夏祭りがやってくる

 今年も恒例の地域の夏祭りの日が近づいてきました。

 

  近所の神社の会館にお神輿が3基ずらりと並び、雰囲気を盛り上げています。普段はひっそりとしている神社に、祭り関係者が出たり入ったりして準備に大わらわのようです。

 今年は早々に梅雨が明けてしまいましたので、祭り当日はうだるような暑さになりそうです。

 

 私は昔、毎年7月上旬に実施される大きな仕事を担当していました。この仕事が終わるまで、ほぼ一週間ホテルに泊まりこみで専念しますので、無事終了したときには、安堵感とともに解放感を味わったものです。

 

 そして家路につくのが、祭りの初日ということがよくありました。
午後帰宅すると、家には誰もいません。祭りの初日は午後から「子ども山車」が出発し、神社から近所の道を引っ張って歩きます。

 娘たちが小さい時でしたので、その子ども山車に参加し、家内も付き添っています。

 

 急いで着替えをして、自転車でその山車の行方を追います。そして山車を見つけると、少し離れたところから子供たちを目で追いながら、心地よい疲労感の中で、「あ~、今年も大仕事が終わった~、そして夏休みがやってくるんだな…。子供たちを海に連れていかなければなあ~」などと思ったものでした。

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  夜になると、大人神輿が大通りに繰り出します。浴衣に着替えて大通りまで歩いていくと、沢山の夜店が並んでいます。

 夕飯を済ませた後なので、私は欲しいものは特にないのですが、子供たちは目をキラキラさせて、夜店を見て回っています。

 

 こんな時期が、夏祭りの一番記憶に残っている思い出です。

 

   娘たちが少し大きくなると、もう一緒に祭り見物に行くこともなくなり、暑い中を夫婦で見物に出かけることも億劫になっていきました。

 

 数年に一度、自治会の役員がまわってきます。私が仕事で忙しい頃からの慣例で、家内が自治会の集まりに参加しています。今年はその数年に一度の役員の年に当たり、先日祭りの準備のための会合が開かれました。

 これまで祭り当日の役目は、神社の会館内に控えての会計担当だったのですが、今年は車の侵入を規制する交通整理の役割になるようです。

 

 家に帰ってきて、交通整理は大変だから、代わって出てほしいと愚痴をこぼすので、当日は私が出ることになりそうです😢。

 

 昨日、朝の散歩の途中で神社に立ち寄ると、よく会う近所の人が話しかけてきました。その方は、生まれながらの土地っ子で、この辺の昔の話をよくしてくれる人です。

 

 夏祭りの話になって、今年は神輿の担ぎ手が減ってしまい、女性だけで担ぐ「女神輿」が出せなくなってしまったそうです。

 

 これまでも、担ぎ手の減少はよく聞いていましたが、いよいよ神輿の数が少なくなっていくのかと少し寂しい気持ちになりました。

 

 また担ぎ手だけではなく、神輿本体と担ぐ枠を結ぶ際に、縄で巧みに締め上げるのですが、この結び方・締め方の技術を持つ人も高齢化で1人か2人しかいないのだそうです。

 

 この辺は近年、工場跡地などに大規模マンションができ、人口が増えてきています。週末には車の渋滞も激しくなりました。

 祭りの神輿が準備されている近所の神社も、毎朝の参拝者も結構増えてきましたし、正月の初詣客なども、以前は数えるほどだったのが、今では長い行列ができるほどです。

 

 夏祭りの準備をする人たちは、ほとんどが根っからの地元の人たちが中心のようですが、新たに移ってきた若い住民を巻き込んでいく術を生み出すことに、何とか知恵を絞る必要があるなと感じています。

 

 私自身は老いぼれですので、あまり役に立ちませんが…😊。