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団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

映画「万引き家族」を見た

   映画「万引き家族」が封切りされましたので、見に行ってきました。

 

 日本映画として21年ぶりにカンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを受賞した話題の映画です。

 

 週末でしたし、話題の映画でもあったので、さぞかし混んでいるのだろうと予想して、出かけていきましたが、意外に半分ほどは座席が空いていました。

 

   是枝裕和監督が、自ら原案を作り、監督・脚本・編集を担った力の入りようで、それが見るものにそのまま伝わってくるような作品です。

 

上映終了時に、自分の体内から得も言われぬ何かが、こみ上げてきました。
それは何だったのかを考えてみましたが、最後のシーンでの二人の子役の表情だったのだろうと思いました。

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    訳ありの男女ペアが、亭主を他の女に奪われた老婆の家に転がり込み、経緯がよく分からなかったのですが、パチンコ屋の駐車場で車上荒らしをしている時に、車の中にいた男の子、祥太を連れ帰ります。

 

   そして、亭主と亭主を奪った女の家族の孫に当たる少女を、これも経緯が今一つ分かりませんでしたが、老婆が「私と一緒に暮らそう」といって連れてきます。

 

 そんな家族とはいえない人々の奇妙な共同生活ですが、収入がわずかしかない男女は、老婆の年金をあてにしたり、足りないものを万引きをすることによって手に入れ、生活を成り立たせています。

 

 スーパーマーケットで万引きをした帰り道、通りかかった団地の一階の廊下で凍えていた5歳の女の子を思わず連れ帰ります。その後戻そうとするのですが、親による虐待の影が見え、彼女も家族に入れるのです。

 

 このシーンから連想するのは、先日起きた「目黒虐待死事件」です。
亡くなった5歳の船戸結愛ちゃんが、ひらがなの練習帳に、「ママ、もうパパとママにいわれなくてもしっかりと じぶんからきょうよりか もっともっとあしたはできるようにするから もうおねがいゆるしてゆるしてください おねがいします おねがいします ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして。」などと記したものが見つかりました。

 

 愛くるしい写真とともに、その文章がニュースで紹介された時は、胸が締め付けられる思いをした方は、たくさんいらっしゃることだろうと思います。

 

 事件のあった場所の前を通りかかる時に、手を合わせ合掌する人が沢山いらっしゃるそうです。

 

 5人は共同生活を通して、人間らしい暖かな関わりを感じながら、つながりを深めていきます。

 

 翔太は男と万引きを繰り返し、5歳の女の子にも万引きさせようとするのですが、駄菓子屋の店主から、「妹にまで万引きをさせてはいけない」と優しく諭されます。

 

 そのあたりから、翔太は他人の物を盗むことに疑問を感じ始めます。

 

 これから見ようとしている方もいらっしゃるでしょうから、ストーリーに触れるのは、この辺にしておきたいと思います😊。

 

 出演者は老婆役の樹木希林は相変わらずの出色の演技を披露していますが、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡菜優、そして子役の城桧吏、佐々木みゆが、それぞれすばらしい演技です。駄菓子屋店主役の柄本明も渋い存在感を出しています。

 樹木希林は別格として、中でも私個人としては特に安藤サクラの演技が光っていたと思います。

 

 万引きの生々しい手口のシーンが出てくるからだと思いますが、子供はこの映画を見ることができません。

 ということは、ヒットした映画は、一年もするとテレビで放映されることが多いですが、この作品はテレビでは放映できないということになりますね😊。