団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

公民館が使われていない

 地元の自治体が主催する講座に参加することになりました。7月まで週1回のペースで開催されます。

 全部は出なくてもいいらしいのですが、一応フルエントリーで申し込むことになっているそうです。

 私が興味を持ったのは、地元の歴史をテーマにしたものです。


 長年住んでいても、このへんが昔どんな所だったのか、ほとんど知らずに過ごしてきたことに、改めて気づかされたからです。

 

 会場は地元の公民館です。改めて思い起こせば、これまで公民館を利用する機会は、ほとんどありませんでした。場所もわからない始末です。
調べて最初のオリエンテーションに参加してきました。

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  館長の挨拶の後、説明がありました。公民館は、社会教育法に基づく施設で、地域コミュニティの拠点という位置付けです。

 

  常勤1名、非常勤3名の4名の職員で運営しているそうです。年予算80万円だそうですから、色々なことを仕掛けたいのですが、限界があるようです。

 

 少ない予算の中で、いま力を入れているのは、高齢者を対象にした「介護予防事業」と若いママさんを対象にした「子育て支援事業」だとのことです。

 

 「あ、私がいま参加しているのは、介護予防事業なんだ」とはじめて気付きました😊。

 

 この講座は、毎年開かれているのだそうですが、毎年女性の参加者が圧倒的に多いのだそうです。

 

 ところが、今回に限っては男性・女性の比率が半々で、館長も驚いていました。

 

 最初の集まりでしたので、まわりの参加者と自己紹介をし合ったのですが、皆さん介護とは無縁の元気そうな方々ばかりです。

 

 私は、週2日ほど仕事をしているのですが、そこでは若い方々とコミュニケーションを交わしていて、エネルギーをもらっています。

 

この講座の参加者は同年配か年上の方々ばかりですが、若い人に負けず劣らずエネルギッシュな方が多いのでびっくりしました。

 

ところで、公民館の利用率はとても低いとの館長の話です。

 

予算が少ないので情報発信力もPR力にも課題があるのでしょう。

 

 それにしても公民館という言葉は、いかにも古めかしい響きです。
最近は、自治体によっては、カタカナの愛称を付けて、親しみ安さを出そうとしているところもあります。

 

 愛称を付けて、親しみやすくするのも大事でしょうが、利用してもらうための工夫や仕掛けがより重要です。

 

 地域コミュニティを活性化したいと思うのであれば、予算の有無に関わらず、色々な世代の方や、柔軟な発想を持っている人材などを巻き込んで、公民館という「公共スペースの活用」を考える必要があると思いました。

 

 おもしろい取り組みと判断すれば、手弁当でも協力してくれる人達はいるのではないでしょうか😊。