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団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

ホーキング博士が亡くなった

私は子どもの頃二つの素朴な疑問を抱えていました。一つは「人間は死んだら意識はどうなるのだろう?」というものです。夜中にこの疑問がふと頭をもたげ、しばらく考えてみるのですが、子供の頭で解を見出せるわけもなく、ただ恐怖感を感じたりしているうちに、また眠りについてしまうということがよくありました。

 

 だんだん成長し、様々な知識を身に付けていくにつれ、恐怖感は徐々に薄らいでいったのですが、いまだに納得のいく解は見いだせていません。慌ただしい日常の暮らしの中で、そのようなことをじっくり考える暇がなくなったことと、考えてもわからないという諦めもあったのでしょう。

 

 もう一つの疑問は「宇宙の最果てには、いったい何があるのだろう」というものです。これも大人になり様々な宇宙理論に触れることによって、「ふ~ん、そんなものか」程度には理解したつもりになりました。ただ私のような文系人間には、物理学の難解な世界は、きちんと理解できるはずもなく、宇宙を研究する物理学者の得た研究成果を、のぞき見するのが関の山でした。

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そのようなときに出会ったホーキング博士の『ホーキング、宇宙を語る』は私にも分かりやすく表現された宇宙論で、魅力的な書物でした。
ホーキング放射という理論で、強い重力で光さえも脱出できないブラックホールから、エネルギーが放射される仕組みを、みごとに説明しました。

 

 彼の平易な説明により、壮大な宇宙の営みを教えられる度に、私が幼い時の素朴な疑問が、新たな次元で疑問から興味へと移っていったことを思い出します。

 近年ホーキング博士は、人工知能の進化が人類にもたらす脅威に警鐘を鳴らす発言をしたり、地球外生命体の存在を断言し、これも人類にとって脅迫的な場合があるとも述べておられます。

 

 最近では宇宙開発競争に、各国がしのぎを削っているとの報道をよく耳にしますが、宇宙に対する可能性や夢という側面ばかりがクローズアップされているような気がします。ホーキング博士には、もう少し生きていて頂いて、地球のいくすえを見守っていただきたかっただけに大変残念なニュースでした。