団塊おんじ 人生100年時代を行く!

長く生きるかではなく、どう生きるかの試行錯誤録

ショートステイの効用

【ショートステイという有り難いサービス】

  ショートステイとは数日間、専門施設に介護をお任せできるサービスです。

 

 在宅介護中の冠婚葬祭や旅行の時や、介護者の介護疲れを防ぐために利用することができます。

 

 これは普段介護をする者にとって、本当に有難いサービスなのです。

 

 

【怪我の功名?】

   義母が階段を踏み外して、痛がっているとの連絡がありました。

 

  デイサービスの施設内での出来事で、施設側がすぐ病院に連れて行ってくれて、検査をした結果足首にヒビが入っていることが分かりました。

 

  それから3日ほどは、家内が付きっ切りで世話をしていましたが、家で世話をし続けるのは大変ということで、ショートステイを利用することになりました。

 

  当初は一週間の預かりの予定だったのですが、連絡がきて、何と3カ月預かってくれるといいます。丁度部屋に空きが出たようなのです。

 

  これまでも2〜3日のショートステイは利用したことがあったのですが、3カ月というもはやショートとはいえない期間は初めてです。

 

  ショートステイを利用し始めた最初の頃は、「なぜ泊まり込みで、行かなければならないの?」と行くのを嫌がっていましたが、何度か経験するうちに少し慣れてきたようです。

 

  特に今回は足の怪我で、義母本人も不自由さを感じていましたので、さほど抵抗することもなく受け入れてくれました。

 

  ショートステイを始めて2日も経った頃、寒がっていないかと家内が心配し、衣類を持って様子を見に行きました。すると施設の中は温度管理が徹底していて、とても快適だったそうです。

 

 家にいるより安心だと、家内も喜んでいます。タイミングもよく、これから3カ月というと、一番寒い時期を施設で過ごすことができるわけですから、その意味でも幸運でした😊。

 

【3ヶ月の長期間は無理?】

 ただその後分かったのですが、デイサービスは連続しての利用は30日までと定められているようです。

 

 そうなると3ヶ月預かってもらうというのは無理なわけです。

 

 したがって30日経つと、一旦は家に戻らなければならないわけですが、何日か後に再び預かってもらうという形をとるのだといいます。

 

【長く預けるのも考えもの?】

 ショートステイが始まってから一週間が経ち、怪我の治療経過を病院に行き、診てもらったところ、順調な経過をたどっているとのこと。

 

 家内がそのことをケアマネージャーに報告をすると、「それであれば、2ヶ月くらいで家に戻ったほうがいいですよ、痴呆が進んでしまう恐れもありますからね」と言われたそうです。

 

 世話をする側にとっては、3ヶ月という期間預かってもらうのは有難いのですが、本人のことを考えるとむやみに長く預けるのも考えものなのですね😊。

 

 

在宅ワークの普及と仲間との絆

【忘年会真っ盛り】

   一昨日(金曜日)は各職場の忘年会がピークを迎えたものと思われます。

 

 我が家の娘も職場の忘年会で朝帰りです、早朝5時に帰ってきました😊。
聞くとタクシーを捕まえるのに手間取ったとのこと、バブル当時以来、久しぶりに聞くフレーズです。

 

 景気は本当に良くなっているのでしょうか。

 

  そういえば海外には忘年会というものはあるのでしょうか?あまり聞いたことがありません。

 

  以前、何人かの欧米のビジネスマンに聞いたことがありますが、忘年会に限らず、職場の人と仕事帰りに外で飲むことはほとんどなく、家に招待してホームパーティ形式をとることが多いといいます。

 

  日本でも、最近では若い社員が上司と一緒に飲みたがらないと聞きますが、さすがに忘年会にだけは参加するようです。

 

  そういう風潮が定着しているせいか、忘年会では中間管理職が上と下両方に気遣いして大変なのだと聞いたことがあります😊。

 

 盛り上がるか否かはともかくとして、運命共同体のメンバー同士が絆を確かめ合うといった意味が忘年会にはあるのでしょうか。

 

 

【あまり普及しなかった在宅ワーク】

  総務省では20年くらい前から、在宅ワークの普及に力を注いできました。


通勤の時間短縮やコストの低減といった事業運営コストの削減を図ることができますし、社員にとってはワークライフバランスの実現といったメリットがあります。

 

 ところが、当時はあまりうまくいきませんでした。

 

  お付き合いのあった某企業の人事スタッフに聞いた話です。
ICTが今ほど普及していなかった当時は、在宅ワークをする社員とのやり取りに課題が多かったそうです。

 

 しかし何といっても社員の声で多かったのは、出社して職場の仲間の顔を見て、雑談も含めて直接仕事の話をすることが、彼らの希望だったと言うのです。

 

【在宅ワークの普及と仲間との絆】

   ICTの普及とともに、当時の課題だったことが解決できるようになりました。

 

 テレワークという言葉があります。
テレワークとは、ICTを活用した、場所や時間を有効に活用できる働き方のことです。

 

 テレワークには、会社に出社せず自宅で仕事をする在宅ワークだけでなく、外出先で空き時間に仕事をするなどのモバイルワークや、本来勤務しているオフィスとは別のオフィスで仕事を行うサテライトオフィス勤務なども含まれています。

 

  総務省の「平成29年通信利用動向調査」によると、2017年の企業におけるテレワークの導入率は13.9%でした。

 

  企業の従業者規模別にテレワークの導入率を比較すると、従業員数300人以上の企業では23.0%、300人未満の企業では10.2%と、従業員数の多い企業ほど導入が進んでいることが分かります。



 テレワーク導入済みの企業のうち、在宅勤務を導入している企業は29.9%、モバイルワークを導入している企業は56.4%、サテライトオフィスの導入率は12.1%と、モバイルワークの導入率が最も高く、在宅勤務やサテライトオフィスはテレワークを導入している企業の中で見ても半数以下の導入率となっています。

 

   セキュリティ対策など、まだ残された課題はあるのでしょうが、社員が一か所に集まって、お互いの顔を見ながら仕事をする形から、バラバラに分散して業務を推進していくスタイルが、これからもっと浸透していくのかも知れません。

 

 そうなって行けばいくほど、節目節目に社員が集まって、直接コミュニケーションを取る機会は、貴重なものになっていくことでしょう。

 

 忘年会もその一つなのでしょうね😊。

 

電気を使わない生活

【電力会社との契約解除】

  先日東京の立川市の団地で生活しているのに、電力会社の契約を打ち切って、電力料金のかからない生活をしている女性のことを知りました。

 

  夏の暑い日は、ベランダと部屋の間に水が入った袋をぶら下げて、一滴ずつ💧水が垂れるようにして、落ちた水が蒸発する際の気化熱で部屋の温度を下げるようにしたり、電気を必要とする時は、自転車を漕いで発電し、バッテリーに蓄電したものを利用しています。

 

  自転車を漕ぐことで、運動にもなり一石二鳥なのだそうです😊。

 

  食事の支度は外に出て、アルミの反射板で太陽の熱を集めご飯を炊いたり、透明な筒の内側に薄い銅板を貼り付けたものに、水と味噌と具材を入れて、しばらく日に晒しておけば、味噌汁が出来上がります。

 

 

【都会生活でも電気を使わない生活が可能】

  人里離れた山奥でというなら何となく納得できますが、東京という大都会でこのような生活している人がいるのに、新鮮な驚きを覚えました。

 

  東日本大震災をきっかけに、電気を必要としない生活をすることを思い立ち、独学で第1種電気工事技術者の資格を取り、今に至る生活スタイルを磨き上げてきたようです。

 

  電化製品に囲まれて、電気を使った便利な生活を当たり前のこととして日々を送っている私にとっては、ちょっとしたカルチャーショックでした。


  電気をなるべく使わず、自然の恵みを有効に利用した生活は、今後ますます深刻な問題を引き起こすであろう地球環境を考えると、参考にすべき点が多々あります。

 

【現代技術を拒否するアーミッシュ】

   アーミッシュとは、米国やカナダに約20万人ほどいると言われる、ドイツ系移民を主とした宗教集団の人々です。移民当時の生活様式を守ることを主義とし、昔ながらの生活をしています。

 

 アーミッシュのコミュニティには電線や電柱はありません。家に電気を引いていないのです。彼らは自分たちの信仰生活に反すると判断した現代技術を拒否しているのです。

 

 世界にはこんな生活をしている人達もいるんですね😊。

 

【自分にも電気を使わない生活できるかな】

  考えてみれば、日本もつい200年ほど前の江戸時代までは、電気を使わず生活していたわけですから、電気がなければ生活ができないと考えてしまうのは現代人の思い込みなのかも知れません。

 

 家電を使わず、古き良きものに出会い、自分の技術や感覚を向上させること。できないことをあげつらってやらないのではなく、できることを見つけてやってみて、しかもそれを楽しむという考え方、発想が大事なのだといいます。

 

 例えばテレビを見ない生活をすると、家で静かに考える時間を増やすことになるのかも知れません。

 

 しかし、ここでハタと気付きました。電気を使わないということになると、今書いているブログもこれから書けなくなることを…。

 

 さあ、どうしよう😢。

 

 

 

 

 

「水」と「安全」がタダの国、日本?!

【水への認識】

   かつてイザヤ・べンダサンが、その著「日本人とユダヤ人」(1971.9.30発刊)の中で、「日本人は水と安全はタダだと思っている。」と述べ話題になりました。

 

 当時学生だった私は、仲間たちと「イザヤ・べンダサンって何者?」「いざや、便出さん? ふざけた名前だよね」などと笑いあった記憶があります。

 

 あとで分かったことですが、イザヤ・べンダサンとは山本七平さん(山本書店店主・著述家)のペンネームだったようです。

 

 それはともかくとして時代は変わって、水と安全への認識も、当時とは少し変わってきているのかも知れませんが、まだまだ平均的日本人は、水も安全もそうコストをかけずに手に入れることが出来る、と思っているのではないでしょうか。

 

 ほとんどの家庭では、安全な水を蛇口をひねるだけで手に入れることができます。

 

 日本人の私達にとっては当たり前のことなので、水に対して特に意識せず使い続けているのが現状です。

 

 我が家の娘などは、毎朝温かい湯になるまで洗面所の水を勢いよく出し続けています😢。

 

 

【水道料金は高くなってきた】

しかし水道事情も変化しつつあります。

 

 人口減少が進み、供給する水道管の老朽化・劣化が進んでいる地域などは、一軒当たりの水道料金が非常に高くなっています。

 

 もはや水がタダで手に入るなどと言っている場合ではありません。

 

 12月6日に改正水道法が衆議院を通過しました。
水道事業を民間に運営権を与える道を開こうとするものです。

 

 しかし、いかに民間のノウハウを導入するといっても、人口減と水道管更新という二重苦を抱える水道事業の立て直しは容易ではないと思います。

 

【安全確保にお金が要る】

 今日では、世界的にテロの脅威に晒される時代となり、日本もその例外ではなくなりましたが、まだまだ諸外国に比べたら、安全がある程度確保できているのかも知れません。

 

 以前ユダヤ人のビジネスマンは、色々な国で宿泊する際は、必ず五つ星(ヨーロッパ)とか六つ星(アジア)の最高ランクのホテルを選ぶと聞いたことがあります。

 

 身の安全を確保するため、セキュリティにお金をかけているのです。

 

 日本は比較的安全な国だといわれても、彼らは来日したら最高級のホテルに宿泊することでしょう。

 

 日本人も安全なことが当たり前といった意識から、そろそろ卒業しなければならない段階にきているのではないでしょうか。

 

 安全な国といわれ安穏としていると、テロリストや犯罪集団の標的になりかねないのです。

 

 来たる2020年の東京オリンピック開催を前にして、テロ対策等も準備が進められていますが、今回のセキュリティ対策の経験を活かして、日本をより安全で住みやすい国にしていきたいものです。

 

 

年賀状作成の負担を減らしたい😢

【暮れの大仕事】

 そろそろ今年の年賀状作成に取り掛からねばなりません。

 

 毎年、年賀状交換をしている付き合いは、数年前まで年々増え続け、暮れになると「年賀状作成作業」に膨大な時間を費やしていました。

 

 毎年この時期になると、何とか作成時間を減らす方法を考えるのですが、妙案が浮かばないまま今日まできています。

 

 

【手書きを極力減らす】

 一番時間を費やすのは、手書きで一筆添える時間です。

 

 宛先や定型文(あけおめ)はパソコンを利用してセットしてしまえば印刷までスムーズに進行しますから、昔に比べれば大幅に時間短縮が進みました。

 

 しかし自分でも年賀状をもらって感じることですが、印刷文面だけでは味気ないものです。

 

 長文でなくても、手書きで「その人宛のオリジナル・メッセージ」を書き込んだ方が、気持ちは伝わります。

 

 しかし長年お付き合いが途絶え、年賀状交換だけを続けている方々も結構な数に及びますので、どんなオリジナル・メッセージを添えるかは思案のしどころです。

 

 そこで今年は手書きしていた部分を、思い切って効率化することにしました。

 

 手書きをしていたメッセージを、何パターンかに分類して、手書きからパソコン入力で済ませることにしてみます。

 

 そうすることによって、手書き文を極力少なくしてみようという試みです。

 

【相手方の不幸に接する機会】

 何年もお会いする機会がなく、年賀状交換が唯一の繋がりになっている方々から、11月になると何通もの喪中の葉書が届きます。

 

 文面を見ると大半が親の不幸の連絡です。

 

  享年年齢をみると多くは90代でのご逝去です。

今年は101歳で亡くなった父親の喪に服する連絡を頂きました。100歳以上の長寿者は3万人以上になったそうですから、驚きはしませんが、確実に長寿化は進んでいるなと思います。

 

 何年か前に年賀状を送った相手方の奥様から、年明けに「本人が亡くなった」旨の葉書を頂いたことがありました。

 

 知らなかったとはいえ、年賀状を送ってしまったことに対する詫び状を書いて早速送りましたが、複雑な思いをしたものでした。

 

 齢を重ねていくなかで、これから益々このようなケースが発生するのかと思うと、相手の安否を知る唯一の手段が年賀状なのかなと再認識している次第です。

 

【年賀状交換辞退の連絡】

 昨年2人の大先輩から「年賀状の交換は今回を持って止めにしたい」というメッセージが入った年賀状を頂きました。

 

 高齢になり年賀状作成がしんどくなってきた、という理由です。

 

 確かに一年に一度とはいえ、年賀状作成は負担になってくるのだろうと思います。私でさえそうなのですから😊。

 

 元の職場の方々の訃報は、総務部からの連絡がありますからお葬式にも間に合いますが、そうでない相手は年賀状交換がなくなれば、安否を知る手立てが断たれることにもなりますから、何かさみしい気になります。

 

手帳を換える時期がやってきた

【懐かしいCM】

 竹村健一氏がパイプ片手に視聴者に語りかける。「電話の長いヤツ。資料の持ちすぎのヤツ。この2種類の人間が一番仕事でけまへんな。私なんかコレだけですよ。コレだけ!」
と言いながら自分の小さな手帳を見せびらかす。

 

 このCM(1980年頃)は抜群のインパクトがありましたので、今でも覚えておられる方も多いのではないでしょうか。

 

「大ヒットCMは商品だけが忘れ去られる」

 

 このCMは、何のCMだったかを覚えておられる人は、少ないのではないでしょうか。

実は当時では珍しいシュレッダーのCMでした。

 

【手帳を換える時期がやってきた】

 来年の手帳を購入する季節がやってきました。

最近毎年のように「来年は別の手帳にしてみようかな」と思うのですが、結局同じ手帳に落ち着いてしまいます。

 

 私の使っている手帳は、ひと月が見開きで一覧できるタイプです。

 

 1日分は2センチ四方程度ですので、あまり書き込めませんが、最低限の単語やマークを書き込めれば十分なので、何十年もこの手帳を使い続けています。

 

【不要になった情報の整理】

 一年12ヶ月分の箇所だけなら、非常に薄くて済むのですが、長年書き足しているメモ&備忘録帳が後ろに加わるので、少し分厚くなってしまいます。

 

 改めてメモ&備忘録帳を見返しましたら、今や不要な情報が半分くらいあることに気づきました。

 

 普段生活している時は、ポケットから手帳を取り出して、今後のスケデュールなどを簡単にチェックできますから、アナログな手帳が一番だと思っています。

 

 しかしすべて手書きで書き込んであるわけですから、いざ整理するとなるとやっかいです。

 

 長年使い込んだメモ&備忘録帳は、手垢がついて変色してしまっていますので、今回こそは新しいメモ帳に移し替えたいと思っているのですが、手書きで移し替えるとなると、膨大な時間がかかりますので、どうしたものかと悩んでしまいます。

 

 こんな時にはデジタルデータの方が便利だなと思うのですが、下手くそながら手書きで書いた情報には、その時その時の思い出がこもる気がして、手書き習慣はやめられません。

 

 いろいろ考えた結果、新しくした白紙のメモ&備忘録に、少しずつ手書きで必要な情報を移し替えることにしました。

 

 今年の暮れはいつも以上に忙しくなりそうです😊。

 

 

 

 

 

今必要な日本語教育

   外国人材受け入れ拡大をめぐる入管法改正案をめぐり、国会が揉めています。

 

  早く法案を成立させて、外国人人材を人手不足業種に送り込もうとする与党と、様々な問題・課題の詰めが不足しているので、さらに時間をかけて整理すべきとする野党との攻防が続いています。

 

 すでに日本には、多くの海外からの出稼ぎ労働者がいます。彼らの中にはさらに長く日本で働き続けたい方々がいるのですが、問題は「言葉の壁」です。

 

 特に家族で日本に在住する方々の子弟は、第一母国語が日本語でないだけに、学校の授業についていけないとか、クラスの子供たちとコミュニケーションがうまくできないので、友達もできなかったりするのが現状なのです。

 

 

   私の関わっているNPO法人でも、以前から日本語教室を開いています。日本語を教えているのはすべて日本語の指導資格を持った教師です。

 

 日本語の全くわからない状態からの受け入れもしています。


  また日本語以外にも、塾等で教えた経験を持つ講師たちによる算数(数学)や理科、社会などの教科学習の支援や、高校進学の支援も行っています。

 

 文部科学省による平成28年度の調査によると、日本語指導の必要な外国籍の児童生徒は34,335人に上ります。しかし、この調査での「日本語指導が必要な児童生徒」の基準は明確ではなく、「学校の先生が必要だと判断したから」という主観的な理由だけで回答され、実態が正確に反映されていない可能性があります。

 

 NPO法人の日本語教室の担当者に聞くと、彼らの多くの家庭が低収入という現実があり、子供たちは少しでも早く「稼ぎ手」となってほしいという親側の期待があるそうです。

 

 それが現実だとすれば、しっかりとした日本語教育を施すことは急務のはずですが、日本語を教える機関・団体は非常に少ないのです。

 

 文部科学省もこのような事態をうけての体制づくりが進んでいるとは思えないのです。

 

 そんな折、知人からベトナムからの留学生を対象にした日本語学校が、再来年長崎県の五島市に開校されるという話を聞きました。

 

 日本語学校は、五島市にある学校施設などを市が改修して整備し、100人のベトナム学生が2年間学ぶ予定だそうです。

 

 五島市としては、人口減少が続くなかで、若い留学生が地域を支える人材として活躍することを期待しているようです。

 

 日本語学校は五島海陽高校の今は使われていない寮の敷地内に建設予定で、整備費は約2億5500万円の予定です。

 

  そして留学生の経費は特別交付税の対象になるとのことです。

 

 人手不足業種の窮状に対応した、「外国人材受け入れ拡大」も急務かも知れませんが、長く日本を愛し、地域に溶け込んで、仕事も生活も続けていくことのできる外国人材を増やすための「日本語を教える」仕組みづくりが求められます。